障害児がドラムで8ビートを叩けるようになった?どんなやり方したのか教えて?
こんな疑問について「聞いてみたいな」と思われた方のために、今回記事を用意しました。
✔本記事の内容
障害児がドラムで8ビートを叩けるようになるのに、具体的にどんなやり方をしたのかまとめてみました。
1.足の練習
2.右手の練習
3.左手の練習
4.足と左手の練習
5.足と左手に右手を加えた練習
この内容についてお話していきます。
この記事は、3歳の時に広汎性発達障害(ASD、自閉スペクトラム症)と診断された息子を持ち、親としてどう導いたらいいのか、つらい時期を過ごしていた時に、たまたま7歳で習い始めたドラムで大きく成長し、人生に自信をつけさすことができた私たち家族がお答えします。
お読みになって、もしかしたら不快と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際に発達障害者と共に生きる人間について、何かを得るきっかけや少しでも役に立つ情報になれば幸いです。ぜひご一読をお願いします。
また、ここからは息子のことを「ともくん」と呼ばさせていただきます。
前提として
そもそも8ビートとは何?
8ビートはリズムの種類のひとつです。8分音符を8回叩くイメージです。
まずは言葉で1から8まで数えてみて下さい。
次に①ドン、②チッ、③パン、④チッ、⑤ドン、⑥ドン、⑦パン、⑧チッ
と言葉に出してみて下さい。ドラムの音のイメージがつかめるはずです。
ちなみにドンがバスドラム(足)、パンがスネアドラム(左手)、チッはハイハット(右手)※ハイハットは最初から8回叩き続けます。
このリズム感をイメージしてみて下さい。それでは具体的にどんなやり方をしたのかお伝えします。
足の練習
メトロノームを鳴らして1から8回までのリズムを感じながら
①ドン・・・⑤ドン⑥ドン・・ ①、⑤、⑥のタイミングにバスドラムを入れる練習
ともくんはとにかく足が苦手。うまくコントロールするのができず一番大変でした。
ひたすらタイミングを合わせる練習したのを覚えています。
右手の練習
次は右手でハイハットを叩く練習
メトロノームを鳴らして
①チッ②チッ③チッ④チッ⑤チッ⑥チッ⑦チッ⑧チッ
早くなったり遅くならないように、一定のリズムを意識します。
ともくんは手は得意。リズム崩さず簡単にクリアしました。
左手の練習
次は左手でスネアドラムを入れる練習
メトロノームを鳴らして
・・③パン・・・⑦パン・ ③、⑦のタイミングにスネアドラムを入れます。
これも上手に入れることができました。ただしまだおっかなびっくり叩いていますが・・
足と左手の練習
いよいよ足と手を一緒に動かしてく練習に入ります。
バスドラムの足と、スネアドラムの左手を入れていきます。
①ドン・③パン・⑤ドン⑥ドン⑦パン・
頭でリズムを刻みながら、足と左手を動かしていきます。
始めはつられてしまいますね。ともくんもそうでした。
とにかくゆっくりはじめて、手と足の動きを体で覚えさせていきます。
足と左手に右手を加えた練習
最後に足と両手を加えた練習です。
先ほどのバスドラムの足とスネアドラムの左手のパターンに右手を入れていきます。
言うのは簡単ですが、右手が入った途端に今までのパターンができなくなる人がほとんどだと思います。ともくんも、もちろんそうでした。
そこで初めは、先生に右手のハイハットを叩いてもらい、リズム感と、音を感じ取ることをやりました。ともくんは耳が特に良いので、音を直感的に耳で聞き分け、目でその動きをコピーすることができます。何回か繰り返していくうちに、足と左手はできたので、いよいよ右手も入れていきます。するとゆっくりではありますが、全ての動きを感じ取り、8ビートが叩けました。
8ビートを練習して叩けるまでおよそ2回ぐらいのレッスンでした。正直言って、こんなに早くできるとは思ってなかったので、本当にその能力に驚かされました。
最後にお伝えしたい事
親バカかもしれませんが、8ビートができた時、もしかして天才かと思いました。もちろん他の子と比べてどうかなどは分かりません。ただ、可能性を感じたのは間違いありませんでした。その上、ともくんの表情も豊かになっていく様子が分かり、何よりもドラムを楽しんでる!
子供の可能性を感じる時というのは、誰でも必ずあると思います。それが結果的に間違っていることもあるかもしれません。ただその瞬間が来たときは、夢を持ってみてもいいのではないでしょうか。誰に何を言われようとも・・・
子供の可能性を感じて夢を持ってもらえるように発達支援している場のひとつが、ともくんみゅーじっくすたじおです。良かったら一度チェックしてみて下さい。きっとみなさんのお役に立てると信じています。
【発達障害・自閉症の子の習い事】安心して通える東京板橋区のドラム教室「ともくんみゅーじっくすたじお」
ぜひご参考になれば幸いです。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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