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親の認識ができない発達障害を持つ子供!私は子供を信じてひたすら待ちました

親の認識ができないことで、具体的にどんなことで困ったの?また、親として心がけたことについても教えて?

こんな疑問について「聞いてみたいな」と思われた方のために、今回記事を用意しました。

本記事の内容

1.親の認識ができないことで、具体的にどんなことで困ったのか

2.親として心がけたことは

この内容についてお話していきます。

この記事は、3歳の時に広汎性発達障害(ASD、自閉スペクトラム症)と診断された息子を持ち、親としてどう導いたらいいのか、手探りで子育ての経験をしてきた私たち家族がお答えします。

お読みになって、もしかしたら不快と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際に発達障害者と共に生きる人間について、何かを得るきっかけや少しでも役に立つ情報になれば幸いです。ぜひご一読をお願いします。

また、ここからは息子のことを「ともくん」と呼ばさせていただきます。

目次

親の認識ができないことで困ったこと

家庭では自分の世話をしてくれる人という感覚しかない

小さい頃のともくんは、特に人への関心は全くないので、親というのがそもそも分からない。感覚的には「自分の面倒を見てくれる人」つまりお手伝いさんのような人としか見ていません。子供に呼びかけても返事はありません。歩み寄っても誰が来たのか分からないまま、コミュニケーションを取ろうとしても反応なし。親という存在を認識し、理解してくれる日がくるのか不安な毎日が続きました。

療育施設で、よくあるシーンで子供と親が離れて並び、よ~いドンで子供が親のところへ行くときに、別の親のところに行ってしまった

これは一番辛いできごとのひとつ。前日からこのよ~いドンをやることは分かっていたので、

もし他のママのところに行ってしまったらどうしよう

と不安はつのるばかり・・・案の定、別のママのところに行ってしまい、自分のママだと思い込む・・・連れ戻そうとすると嫌がったりで・・・

ショックは否めない。やっぱ顔の認識がわからないのかな・・・

でも落ち込んだところでも何もならない。気持ちを切り替えようと明日へ期待する日々が続くことに・・・

保育園へ迎えに行った際、子供を呼んでも親だと分からず出てこない

これも時々あったことのひとつ。もしかしたら分かっていて、ふざけて出てこなかったかもしれないし、本当に分からなかったかは不明。たださすがに親の顔の認識は分かっていてもおかしくはない状況の歳。それでも呼んで目が合っても出てこない状態。

普通は、迎えに行くと「ママ」と子供が飛びついて来るのがよくあるシーン。

うちはそういうのが全くなく、最終的には先生に連れて来られ帰ることに・・・

コンビニで人の足元に巻き付いて、自分の親だと思い込んでしまう

これは以前の記事でもご紹介したように、走り回ってた頃によく起きたできごと。

⇒関連記事 落ち着きがなく、いつも走り回る子供!親として心がけたことは?

他人の足元にしがみつく癖があり、自分の親のように眼差しを送るシーン。親が近づくとふざけて隠れ回る。裏を返すと、これは親を認識していたのかなと思ってはみるものの、実際の現場では大変な迷惑にしかならない。いつになったら親の言うことを聴いてくれるのか、こういう事が起きるとついついへこんでしまう日々・・・

親として心がけたことは

「いつかは親を認識してくれる日がくる」とひたすら待つしかないかと。

誰よりも子供と一緒にいる時間が長いのは親。

どんな子でも親子の絆はかけがのないもの。たとえ言葉や表情に現れてなかったとしても、どこかで理解しているはず。親子の絆を信じて、気持ちに応えてくれる日を待ち続けながら過ごしていました。

結果どうなったか?

あるときを境に、いつの間にか親にべったりの子となりました。小さい時の反動が出ているのか、今でもそうです。

これはこれで果たしてどうなんだろうか・・・と新たな悩みもあったりで

最後にお伝えしたい事

発達障害の子供から耳にするエピソードのひとつとして、人の顔が覚えられないことがあるそうです。もしかしたら顔を認知するのに人よりかなり時間がかかるのかもしれません。

ともくんの場合も、特に自分の世界にこもるのが好きだったので、そのせいで親の存在なども無関心。興味をもったものにはすごい関心をもってこだわりにもつがりますが、

⇒関連記事 えっ!そこにそんなこだわりが!発達障害を持つ息子のこだわり5選

関心がないものには全く認識をしようとしない。その関心のないものに親が含まれていたため、親の顔も覚えようとしなかったのかもしれません。これはあくまで憶測の話しですが。

たださすがに毎日顔を合わせていれば、この人が親なんだと顔を認知して分かってくると最後は信じていたのが実体験です。

少しでもご参考になれば幸いです。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

⇒次を読む この場所無理かも!場所見知りが強い障害児に親としてできることは

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この記事を書いた人

2022年5月に「発達障害・自閉症の子供たちを応援する活動がしたい」との思いからドラム教室を立ち上げたオーナーです。自閉症ドラマーとして活動している息子と都内に家族3人で暮らしています。私が目指すのは、ドラムを通して子供たちが自分に自信を持てるようになったり、新しい一歩を踏み出すことの後押しをすること。息子がドラムで大きく成長できたように、たくさんの子供たちの成長をサポートし、喜びが分かち合える教室にすることが目標です。

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