ドラムを習い始めた頃、自宅で何を使って練習をしていたのか教えて?
こんな疑問について「聞いてみたいな」と思われた方のために、今回記事を用意しました。
✔本記事の内容
ドラムを習い始めた頃、自宅で練習をするために具体的に使っていたもの2点ご紹介します。
1.ドラム練習パッド
2.電子ドラム
この内容についてお話していきます。
この記事は、3歳の時に広汎性発達障害(ASD、自閉スペクトラム症)と診断された息子を持ち、親としてどう導いたらいいのか、つらい時期を過ごしていた時に、たまたま7歳で習い始めたドラムで大きく成長し、人生に自信をつけさすことができた私たち家族がお答えします。
お読みになって、もしかしたら不快と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際に発達障害者と共に生きる人間について、何かを得るきっかけや少しでも役に立つ情報になれば幸いです。ぜひご一読をお願いします。
また、ここからは息子のことを「ともくん」と呼ばさせていただきます。
はじめに、ドラムレッスンで出される練習課題について
ともくんが受けているドラムレッスンは、基本、先生とマンツーマンでレッスンを行います。レッスンでは、基礎練習から曲に合わせての練習まで行います。そして、その日のレッスン内容は、当日に冒頭で打合せするか、事前にお伝えしておくかで決まります。具体的には、自宅での練習の出来具合や、進捗に合わせて相談しながらレッスンします。そしてレッスン終了の際は、毎回次回までの宿題が出るという流れとなっています。
よって自宅での練習が必要となってきます。
ドラムを習い始めた頃、自宅で練習をするために具体的に使っていたもの
ドラムを家で練習したいけど色々問題があってできない、誰もが抱える悩みです。
通常、家で生ドラムを置いての練習は、騒音の問題やスペースの問題があり、防音室があるというのであれば別ですが、なかなか防音室を持っているケースはそう多くはないと思います。
電子ドラムであれば、コンパクトのものもあり、耳にヘッドフォンをつければドラムの音を聞きながら演奏できます。外に漏れる音といえば「パカパカ」と鳴るだけなので、大きな騒音の問題は起きなくてすみます。それでも多少は外に叩く音が漏れてきますので、ご近所の方への注意は必要です。
それでは、ともくんの場合どんなものを使って練習をしていたか、具体的にお伝えします。
ドラム練習パッド
最初はドラム練習パッドから始めました。今でも使っていますが、練習道具の基本のものでドラム上達の大きな手助けとなります。静粛性に優れているので、自宅での練習にもってこいです。ただしパッドの素材によって打感や静粛性はさまざま変わります。ともくん用に初めて購入したのはラバー素材で作られたパッド。実際に使っていたものをここではご紹介します。ドラム教室で使っているものと同じものを購入しました。
まずデメリットをお知らせしておきますと、「パタパタパタパタ」と打撃音が響きます。ゴムによって衝撃は吸収されますが、強く叩いたりすると音が気になる場合があります。
ただ一方で、その打撃音でリズムを確認しやすく、タイミングもつかみやすくなるので、一長一短のところがあります。また、叩いた際のスティックの跳ね返りが強く、リバウンドの感覚がつかみやすいため、スティックコンロールの上達には役立ちました。初心者の頃の練習にはとても重宝するものです。
さらに、別の記事で詳しく書く予定ですが、種類も多く比較的安価な商品もありますので、コストを考慮しながら選ぶことも可能です。
メーカーもYAMAHAやPEARLなどのさまざまなメーカーからたくさんの種類の製品が発売されていますので、好みのものを選ぶことができるのも特徴です。
電子ドラム
ドラムレッスンでドラムがだんだんと叩けるようになってくると、家でもどうしても教室と同じような練習をしたくなるのが心情です。そこで、ドラムパットでは物足りなくなった際の次の段階としては電子ドラムです。
電子ドラムは、よく見かける電子ピアノと同じようなもので、ヘッドフォンやスピーカーにつながないと音がでません。冒頭で書きましたように「パカパカ」と音が鳴る感じで、そのまま叩いてもそこまでうるさくないので自宅でも演奏することができます。
実際に演奏している様子はこちらです。
「パカパカ」と乾いた音が鳴ってるのがお分かりかと思います。
練習としては全く問題ないもので、曲を流してあげれば、音や打感は違いますが生ドラムと同じようなイメージで叩けるので大変おすすめかと思います。
ちなみに動画で使っていた電子ドラムはこちらです。
とは言ってもデメリットもありますので、私が感じた点を先にお伝えします。
音は小さくできて防音ができるが、振動は伝わってしまうことがある
特にマンションの場合などは、しっかりした浮き床を作るか、足の対策は必要です。
私の家族も一時的にマンションに住んでた時期があるのですが、その時は、足の部分には座布団を何枚も重ね、それを踏みつけるイメージで練習をしていました。
電子ドラムといっても、1.5畳ぐらいのそこそこの場所を取るので、どこに置くかを考えなくてはいけない
貴重な生活スペースの一部を電子ドラムのために空けることになるので、本当に置いても大丈夫なのか、購入前にメジャーで設置予定場所の広さを測ってみるのがおすすめです。
本物のドラムと叩いた感覚(タッチ)が少し違う
どうしようもないけど、生のドラムの感覚とは違うことを認識しておく必要はあります。
以上デメリットもありますが、それ以上のメリットの方が大きいと思いますので、最後に繰り返しとなりますがお伝えします。
自宅で練習できる
自宅で気軽に練習できないというのがドラムという楽器の取り組みにくい部分。しかし電子ドラムを導入することで本物さながらの練習が可能になる点。これは最大の魅力だと思います。レッスン前の練習も自宅で十分できますね。
練習する⇒上達する⇒嬉しい・楽しい⇒もっと頑張ろう⇒練習する。
このサイクルもできあがって、長く続けていけると思います。
色々な機能がついている
スマホと繋いで曲を流しながら叩いたり、メトロノームを流したり、ポップス系のドラム音色からメタル系のドラム音色、色々なドラムセットの音色に切り替えられるのも電子ならではの魅力です。自分の演奏を録音できたりするのも特徴的です。子供にとっては遊びながら練習できるひとつのポイントかもしれません。
実際ともくんも、叩いては音を変え、叩いては音を変えと、どんな音がでるのか楽しんでる様子で叩いていました。
比較的安価なモデルも出てきた
電子ドラムの値段は3万円くらいから上のモデルは50万円程であります。音色、演奏感覚、見た目など、値段が低ければドラムから遠ざかり値段が高ければドラムに近づくイメージです。
こちらも別の記事で詳しく書きますが、最新の電子ドラムは急激に進化し、比較的安価なものでもあらゆる点でドラムに近くなってきていますのでドラムの練習機として十分かと思います。
メーカーもローランドを中心に数社のメーカーの製品が発売されていますので、パッド同様に好みのものを選ぶことができます。
今回ご紹介したドラムパッド、電子ドラムは、実際使ってみて初級者として始めるにはとても良いものだと思います。ぜひ自宅での練習用に購入を検討してみるのをおすすめします。
⇒関連記事 早く上達したい!家で練習したい!おすすめな電子ドラム5選!
最後にお伝えしたい事
自分の好きな曲を叩けるようになる・・・ドラムはそんな友達になってくれる存在。
ただ、そんな風に演奏ができるようになるには、やはり練習をコツコツと積み重ねなくてはいけません。レッスンに行った時だけではなかなか上達は見込めません。
できれば、家で練習できる環境を整えてあげられるのが理想かと思います。
そして、毎日同じタイミングで練習する習慣をつけられるとよりいいですね。
ともくんも、毎日ちょとずつ習慣化していき、その結果、叩けるようになったのも事実です。そして練習して一つ一つハードルをクリアすることで、達成感も得られ、「頑張れば、できる!」という経験も積んで自信も付きます。
ぜひ自宅でドラム練習やってみましょう。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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