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障害児対象のサッカー教室に通わせてみて実際どうだった?

障害児対象のサッカー教室に通わせてみて実際どうだったの?

こんな疑問について「聞いてみたいな」と思われた方のために、今回記事を用意しました。

本記事の内容

1.サッカー教室に通ってどうだったか

2.練習についていけない厳しさ

3.試合の意味が分からない

この内容についてお話していきます。

この記事は、3歳の時に広汎性発達障害(ASD、自閉スペクトラム症)と診断された息子を持ち、親としてどう導いたらいいのか、手探りで子育ての経験をしてきた私たち家族がお答えします。

お読みになって、もしかしたら不快と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際に発達障害者と共に生きる人間について、何かを得るきっかけや少しでも役に立つ情報になれば幸いです。ぜひご一読をお願いします。

また、ここからは息子のことを「ともくん」と呼ばさせていただきます。

目次

サッカー教室に通わせてみてどうだったか

ひと言でいうと、見ているのが本当に辛かったです。

そもそもサッカーというのが何かわからない

何をどうやるのかがわからない

色々言葉で説明しても理解させるのは難しい

結果、ともくん自身も言われたことに対して理解できることだけしかやれない・・・

こんな状況ではありました。

それでもやらしたみた理由としては、体力づくりの目的がひとつと、同じような子と関わりあうこと、何か楽しみを見つけてもらいたいなど、そんな思いで習わせてみたかったというのが心情です。

ただ、やはり現実的になかなか思ったようにできない息子の姿を見ているのは辛く、それでも約2年ちょっとだったでしょうか、通い続けてやめました。

練習についていけない厳しさ

練習メニューとしては、集団でのあいさつから始まり、ランニング、ボールを使っての個人練習、2人組になってパス練習、ドリブル練習、シュート練習など個々の能力に合わせて行われました。教えるコーチは1人のため、なかなか全員を見きれない様子でした。

そんな中、例えばボールをはずませて軽く蹴って取るなどの個人練習でも、ともくんは周りを見ながらマネしてみようとやってみますが、なかなかできませんでした。できなくてやめてしまうシーンも多々ありました。

パス練習はコーチとやる時だけ何とかできました。ドリブル練習は時間がかかりますが、言われたとおりのことはでき、ただシュート練習は、うまくボールに合わせることができず、失敗ばかりでした。生まれつき、斜視で動体視力が弱いのもひとつの原因かと思われます。

⇒関連記事 子供が斜視?えっ手術した?幼い時に告げられた瞬間の親の気持は?

また優しい性格なのか、順番というのが今一理解できてなかったのか、シュート練習で並んでも、常に他の子に譲ってしまい、蹴る順番が回ってこなかった、ということもよくありました。

試合の意味が分からない

毎回、最後にチーム分けをして試合が行われました。

ともくんにとっては、この試合の意味が分かりません。

何をどうすればいいのか・・・。そもそも勝ち負けとかは理解できないので、全く興味を示さない時間となりました。コーチが一緒に手を引っ張り連れてきて「ここでシュートしてごらん」と気を遣ってくれますが、うまくはできません。基本的には、試合のコートの外に出てぼんやり空を眺めている時間が続きました。

正直、親としてこの姿を見るのが一番辛く、せっかく車で2時間かけてこんな遠くまで来たのに、何でちゃんとできないんだろうと思ってしまい、帰りの車の中で言っても無駄なのは分かっているのですが感情的に子供にあたってしまうこともありました。あとで反省するだけなのですが・・・

最後にお伝えしたい事

サッカー教室を見つけたのは、ともくんが5、6歳の時だったと思います。当時は子供のために何かできることはないか、何か才能や特技、または楽しんでもらえることがないか、と必死にインターネットで情報を集めていました。そんな時に見つけたのが、この障害児対応のサッカー教室でした。自宅からは車で約2時間ぐらいかけて行かなくてはいけない場所で行われました。

最初通いはじめた際は、10人以下の少人数体制でしたが、徐々に人数が増え、最終的には20人ぐらいになったかと思われます。本当に今、ここに通いたい子供たちが増えているのではないでしょうか。

親御さんにとっては、私たち家族と同じように、何かやってみようとの思いでここに来るかと思います。その子の適性や能力を見て、機会があればぜひ通ってみて下さい。通い続けて才能を開花したお子さんもたくさんいましたので、新しい発見を見つけることができるかもしれません。ぜひご参考になれば幸いです。

ちなみに、こちらのサッカー教室も大変人気です。無料体験もありますので、ご興味お持ちになりましたらお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

ともくんの場合はサッカーは違うと分かったので、これをきっかけにドラムの道に進むこととなります。

⇒関連記事 発達障害を持つ子供にドラムを始めさせたきっかけは? 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

2022年5月に「発達障害・自閉症の子供たちを応援する活動がしたい」との思いからドラム教室を立ち上げたオーナーです。自閉症ドラマーとして活動している息子と都内に家族3人で暮らしています。私が目指すのは、ドラムを通して子供たちが自分に自信を持てるようになったり、新しい一歩を踏み出すことの後押しをすること。息子がドラムで大きく成長できたように、たくさんの子供たちの成長をサポートし、喜びが分かち合える教室にすることが目標です。

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