同じような年齢のお友だちが言葉を発しているのに、我が子が言葉を発しなかったら、みなさんどうしますか?
多くの方が「なぜしゃべってくれない、どうすればいいの」と心配になるのではないでしょうか。
そんな我が子を見て、親は言葉を発してもらうためにどんな事をやったら良いのか、体験談にもとづきまとめてみました。
✔本記事の内容
言葉を発しない子供に実際に試してみた3つの行動!
1.声のかけ方の工夫
2.絵本を使っての発声のうながし
3.おもちゃを使って発声をさせる
この内容についてお話していきます。
この記事は、3歳の時に広汎性発達障害(ASD、自閉スペクトラム症)と診断された息子を持ち、親としてどう導いたらいいのか、手探りで子育ての経験をしてきた私たち家族がお答えします。
お読みになって、もしかしたら不快と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際に発達障害者と共に生きる人間について、何かを得るきっかけや少しでも役に立つ情報になれば幸いです。ぜひご一読をお願いします。
また、ここからは息子のことを「ともくん」と呼ばさせていただきます。
前提として
小さい頃のともくんは、まず人に興味がなく、親の事も全く理解していませんでした。いつも一人で部屋のすみにポツンといることが多く、文字や絵、写真が出ているものを見つけてはひたすら眺めていました。もちろん言葉は一言も発しません。
親としてできることは何だろう?
このような状況をイメージしてみて下さい。
声のかけかたの工夫
やってみたのは、ともくんの視線に注目し、見ているものを一緒に見て、それを言葉で「○○だね」など、とにかく言葉に出してみたりしました。これは、子供の目と耳に情報が入り、刺激を与える意図があります。
そして、ともくんがこちらを見たら「どうした?」「これいいね」など子どもの反応に応えてあげると、コミュニケーションの発達が促され、言葉の発達にも繋がっていくと思いました。
それでは、具体的にともくんが実際にはまって見ていたものをご紹介していきます。
まずは何と辞書!
何百ページもある言葉が出ている国語の辞書が大好きで、暇さえあればひたすら見ていました。それを一緒に見てあげて、「○○だね」と言ってあげると喜んでくれました。これを繰り返していくうちに、「これは何かな」と聞くと、「○○」と少しづつですが言葉が出てきました。
次にはまったのが、地図!
東京23区をはじめ、駅の名前、電車の路線、高速道路のインターなど、信じられないくらいに覚えていました。「この駅は何線?」、「このインターは何号線?」などと聞くと、片言の言葉で単語を発するようになりました。
やはり興味あるものに関しては、言葉に出してくれるのだなと思いました。
もうひとつはまっていたのは国旗!
世界の国旗が出ているポスターをひたすら眺めていました。それを見て「これはどこの国?」と聞くと、「○○」と言葉に出してくれるようになりました。
特に何を教えたというわけではないのですが、なぜか言葉を覚えていたので、地道にひたすら興味もったものに関しては、一緒に寄り添ってコミュニケーションをとってあげる事が効果があるのかなと思いました。
絵本を使っての発声のうながし
よく一般的にやる絵本の読み聞かせをやりました。ともくんの場合、特に機関車トーマスが大好きで、しょっちゅう読んであげたのをよく覚えてます。また図書館から童話やおとぎ話を借りてきて、興味がなさそうでもひたすら読んであげました。これは読んで聞かせるということより、まずは絵本を親子の気持ちをつなぐ道具として考え、ともくんと近い距離で、親の声を聞かせてあげることを意識し、読み聞かせしました。この体験を積み重ねた事で、ともくんにとっていつもそばにいる存在が親だと少しづつ分かるようになり、自然に心も安定し、一緒に言葉も真似して出るようになりました。
さらに親にとってのメリットもあります。絵本の読み聞かせは、子どもに優しく声をかけるように読み聞かせるので、心が穏やかになり、リラックスできる貴重な時間になりますので、ぜひおすすめかと思います。
おもちゃを使って発声をさせる
言葉や単語を話すおもちゃ、メロディに合わせて歌が流れるおもちゃなどを積極的に使いました。私の場合、いとこにハーフの子供がいて、小さい時から英語の音の鳴るおもちゃ(ボタンを押すと英語の単語や歌が流れる)をたくさんもらっていたため、それで遊ばせていました。すると知らないうちに英語を自然と覚え声に出していました。これには本当びっくりしました。それから同じように日本語の音の出るおもちゃ(ドラえもんやアンパンマンなどの言葉が出る)を買い自由に遊ばせていたら、やはり効果があり、楽しみながら徐々に言葉が出てきました。本当かなと思う方も多々いるかと思いますが、やってみる価値はあると思います。子供は、遊びながらの方がはるかに色々な事ができるようになりますので、ぜひお試しください。ちなみに体を使った遊びもおすすめです。公園でボール投げしたり、追いかけっこしたり体を動かすと自然と心も解放され、「アハハ」などと声をあげて楽しみながら遊ぶので発声に効果があると思います。
最後にお伝えしたい事
言葉が明らかに遅れていると感じたり、心配になった時は、専門機関にご相談してみるのをお勧めします。特に3歳までに言葉が出ないようであれば、早目に受診しておくと安心かと思われます。基本的には、聴力検査、知能検査など、そして子供の行動を観察し、その特徴をつかんでいくことで診断をされます。また、今まで分からなかった原因が見つかったり、言葉の発達をうながすより良い方法を教えてもらえたりもします。事実、私もそうしました。決して専門家ではない親が、勝手な思い込みで行動をしないようにしましょう。
今回、言葉を発しない子供に対して具体的に試してみた行動をお話しました。それでも私の息子は、今でも健常な子に比べると大幅に言葉数は少ないのが現状です。
ちなみにですが、ともくんの最初の言葉は何だと思いますか?
衝撃的!「葉っぱ」でした。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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